不動産会社に勤める私が“最初の1棟”を購入したリアルな体験談──ご縁と運に支えられた不動産投資の始まり

不労所得への道   「配当と家賃で生きていきたい」

サラリーマンの私が多くの人に助けられて“最初の1棟”を購入した経緯

✅この記事でわかること:

  • 不動産会社に勤めながら投資を始めた理由
  • 信用金庫との信頼関係が融資にどう活きたか
  • 初心者が1棟目を購入するときに意識すべきポイント

不動産会社に勤めていた私が「買う側」に回るまで

私は不動産会社で働いています。日々の業務では、物件の仕入れや販売、賃貸管理に関わることもあり、自然と多くの物件情報に触れてきました。

そんな環境にいながらも、「いつかは自分も不動産投資をしてみたい」と思いながら、なかなか一歩を踏み出せずにいました。知識や情報はあっても、「実際に買う」となると、やはり資金面や融資、運用後のことなど、現実的な課題が目の前に立ちはだかります。

そんな中、転機となったのは、職場の上司からの何気ない一言でした。

「ちょうど売り先を探してる人がいるんだけど…」

ある日、上司がぽつりと話しかけてきました。

「レース関係の仕事をしている知り合いが、不動産を手放したがっていて。買い手を探してるんだよね。」

その物件のオーナーは、当時現役でレース業界で活躍されていた方で、投資用としてアパートを保有していたそうです。ですが、近年プライベートで立て続けにトラブルがあったようで、気持ちを一新するために、験担ぎも兼ねて不動産投資から手を引こうとしていたとのことでした。

こうした“感情的な理由”で物件が手放されるケースはそう多くはありませんが、その背景を知ると、単なる数字では測れない“縁”のようなものを感じました。

この物件を購入するにあたって、上司とともに事前にアポイントをいただいたうえで、当時のオーナーさんのご自宅に直接ご挨拶に伺いました。とても丁寧に迎えてくださり、不動産に対する思いやこれまでの経緯を率直に話してくださいました。そうした対話を通じて、この物件に対する信頼と責任のようなものを感じたのを今でも覚えています。

築浅木造・単身需要あり──数字と立地から見た物件の魅力

  • 木造ではあるが、築年数は比較的新しく、残存耐用年数にもまだ余裕がある
  • 外観・内装ともにメンテナンスされており、大きな修繕の必要もない
  • 駅に近いというわけではありませんが、大学や大きな病院が点在しているエリアで、単身者向けの賃貸需要が見込める地域

今振り返っても、1棟目としては十分に良い条件だったと思います。

信用金庫でアパート融資を受けた体験談──自宅購入の信頼が後押しに

物件の購入を検討するにあたって、私は地元の信用金庫に融資相談を持ちかけました。実はこの信金、私が数年前に自宅を購入した際にもお世話になった金融機関です。

そのときに対応してくださった担当者が今回も変わらず在籍しており、当時のやりとりを覚えていてくれました。さらに、私が以前から『いつかアパートを購入したい』と話していたことも覚えていてくださり、その想いを汲んで親身に対応してくださったのが印象的でした。

💡 ポイント
信用金庫との関係性は“物件単体の評価”だけでなく、“人の信頼”も大きく影響します。

信用は積み重ね。自分の行動だけでなく、所属する会社の信頼も活かすことができた点は、非常に大きかったです。

最初の一歩は“人との信頼”と“運”から始まった

この1棟目の取得を振り返ると、いくつもの「信頼」が重なっていたことに気づきます。

  • 上司との信頼関係
  • 物件オーナーとの誠実な対話
  • 信用金庫の担当者との継続した関係
  • 自社が築いた実績と地域での信用

不動産投資というと、利回りやキャッシュフローなど、数字で語られることが多い世界です。ですが、私の最初の一歩は、「数字」だけでなく「人との信頼」や「偶然」に支えられていたように思います。

正直なところ、あのときは本当に運が良かったのだと思います。職場の上司が話をくれたタイミング、信金の担当者が動いてくれたこと、良い条件の物件だったこと。自分の力だけではどうにもならない偶然がいくつも重なっていました。

🌱 メッセージ
流れが来たとき、背中を押してくれるご縁に出会えたとき、ほんの少しの勇気を出してみるだけで、景色が変わるかもしれません。

まとめとして

この1棟目の経験が、私にとっての大きな転機になりました。

今でも「良い物件だったな」と思えることはありがたく、そして「人とのご縁があってこその投資だった」と、感謝の気持ちを忘れずにいます。

コメント

タイトルとURLをコピーしました